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POWER DRIVEのステアリング/ベースフレームの新旧仕様


POWER DRIVE(SP)は、2006年秋のビッグマイナーチェンジで、ステアリングボックス形状変更とそれに合わせたベースフレームの形状が一新されております。

このページでは、以下、2007年以降製造品を「新型」、2006年以前製造品を「旧型」と呼びます。

◆このマイナーチェンジがもたらす影響について

2006年製造迄のPOWER DRIVE(SP)をお使いのお客様で、ステアリング故障が発生した場合、ステアリングモーターとブッシュOリングの交換対応が可能ですが、これを行うには、ピンピボットが固着しておらず抜き取りが可能である事が条件となります。

POWER DRIVEのピンピボットは、ステアリングハウジングとピンピボットが金属的に腐食結合した状態になってしまうと、サンダー等で一部切削して取り外す事となり、ステアリングボックスのリプレイスが必要となります。

2006年以前のステアリングボックスAssyは製造終了となっている為、現行型(2007年以降型)とのリプレイスとなります。この場合、ベースフレームの互換性が無い為、ベースフレームとステアリングボックスAssyの双方を交換する事となります。

ピンピボット固着をマイナス面として記載しましたが、内部の部品交換は、ステアリングモーターとブッシュOリングしかメーカーパーツ供給が無い為、メインギヤ、1st/2nd/3rdギヤの4点は、交換が出来ません。アッセンブリー交換により、これらのギヤ等も一新されるというメリットがございます。

◆ステアリングボックスの新旧仕様

POWER DRIVE(SP)のステアリング新旧形状は、見た目で簡単に判別可能です。
シリアル記号では以下の通り区別可能です。
シリアルAG以前(2006年以前製造) : 旧型ハンドル(ロック機構のみ)
シリアルAH以降(2007年以降製造) : 新型ハンドル(ロック機構&解放時押出し機能)
旧型仕様は、前方押し出し機構が無かったので、ハンドルを掴んで、ロワユニットを前方へ押し出す必要がありました。新型仕様では、ハンドルを上方向から床方向へ押す事で、ロック解除と共に、ロワユニットを前方へ押し出す力が働く為、Deployし易くなりました。

◆ベースフレームの新旧仕様

前掲ステアリングボックスの形状がアップデートされた事により、それに合わせてベースフレームの形状もアップデートされております。新旧の互換性は以下となっております。

旧型ステアリングボックス+旧型ベースフレーム : 〇
旧型ステアリングボックス+新型ベースフレーム : 〇
新型ステアリングボックス+旧型ベースフレーム : ×
新型ステアリングボックス+新型ベースフレーム : 〇

余談ですが、2007年以降は、取り付け穴が2セット開けてある点でも進化が見られます。


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