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ULTERRA導入検討(Deploy/Stow動作等)
ULTERRAの導入を検討される場合にお問合せの多い、Deploy/Stow操作による動作範囲や構造に関する説明です。
当店では、事前相談無く御注文を頂いた場合でも、質問事項や事前説明をさせて頂いております。他のモデル以上に注意点が多く、十分慎重に御検討頂く必要が有ります。ULTERRAの特徴を事前十分説明させて頂き、ご理解頂いたと判断した場合にのみ販売させて頂いております。
個人輸入や他店購入の場合、これらの知識が不足していたり、販売者側に正しい知識が無い為、動作不良による修理方法がわからず、個人、業者問わず多数の相談を頂きます。
【推奨出来るユーザー】
・(重要)アイパイロットモデルを既にお使いの方(Auto Pilotモデルは含みません)
・(重要)ある程度直流電気に関する知識が有り、配線、解放点検、電圧計測なども御自身で可能な方
・(重要)ボート側オルタネーターが高出力である事。(最低でも航行時20〜25A以上)
・(重要)十分な水洗い後、ボートから取り外して保管可能な方(取り付けたままの係留は不可)
・(重要)維持費は高額でも気にせず、上げ下ろしは自動昇降機種希望の方
・(参考)ボートデッキ形状がウォークスルーでは無い方(バウデッキへ行きにくい方)
・(参考)大人数での出港が多く、バウデッキへ行きずらい、又は同船者に上げ下げを依頼しにくい方
【推奨出来ないユーザー】
・初めてマイボートを所有時に導入される場合
・初めてアイパイロット付きトローリングモーターを導入される場合
・初めてトローリングモーターを導入される場合
・ボート側オルタネーター出力が低い方(航行中でも20A未満の発電能力、小型船外機艇)
・艤装、配線等は全てマリーナ任せの方
・消耗部品などの維持費を可能な限り節約したい方
◆ULTERRAの名称
『アルテラ』と読みます。『ウルテラ』と表記されているWEBも存在する様ですが、英語での発音は『アルテラ』に近い物になります。『究極の』『最後の』といった意味を示すultimateという言葉が語源なので、発音も『ウルテラ』になる訳が有りません。
◆ULTERRAの特徴
他機種と大きく異なるのが、ロワユニットの上げ/下ろしをリモート操作出来る事です。(逆にリモート操作以外操作出来ません。)
特徴的なこの動作は、下記名称が使用されております。TERROVAやPOWER DRIVEにおいても、同様の名称である為、BLUETOOTHリモート液晶画面ではこの名称が表示されます。
Deploy(デプロイ) : ロワユニットを水中へ下ろす動作(又はロワユニットを下ろした状態を指す)
Stow(ストウ) : ロワユニットを水中から引き上げる動作(又はロワユニットを引き上げた状態を指す)
◆ULTERRAのリモート
リモートは、TERROVA、POWER DRIVEと同一型番となり、互換性が有ります。リモートをULTERRAとBLUETOOTHペアリングする事で、Deploy/Stow操作などが可能なULTERRA仕様の液晶画面に変化します。
ロワユニットのDeploy/Stow動作は、以下の稼働パーツによって司られております。
ステアリングユニット: 左右操舵とトリムモジュールへの電圧供給+動作制御と通信
トリムモジュール : ロワユニット(=シャフト)の送り出し/引き上げ。
チルトモーター : ステアリング角度(=シャフト角度)を起こす/寝かす。
これら3つのモジュールと3箇所のセンサー、アイパイロットユニット、コントロールボードにより、複雑な動作を制御、監視しております。
◆Deploy時の動作軌道(Stowも逆動作で同一軌道)
リモコンによるDeploy操作時の動作は以下写真の様になります。
Deploy/Stowの手順はコチラをご覧下さい。
下記写真の軌道以外のマニュアル操作でのDeploy/Stowは出来ません。
・Stow状態からトリムモーターのみを動作させ、水平方向へ任意距離を移動させる事は不可。
・バウレールをくぐり抜ける様なマニュアル操作は不可。
但し、完全なDeploy状態(シャフトが垂直)になると、ロワユニットの深さ(トリム)をリモコンで任意で無段階調整可能となります。水面からモーターが出る深さ迄上げる事も可能です。
写真の動作プロセルは以下となります。
1)トリムモジュールがシャフトを112mm押し出して停止。
↓
2)チルトモーターが動作し、シャフトが水平から垂直ポジションになり停止。
【工場出荷状態の場合】
前掲(2)の『完全に垂直になった状態』で停止します。(ピンラッチによるロックが掛かる位置)
・この状態では安全機構が機能し、ステアリング操作もプロップ操作も出来ません。
・トリム操作し、停止位置から240mm以上深い位置になる安全機構が解除されと全ての操作可能がとなります。
【通常使用の場合】
前回Stowした時のトリム位置がメモリーされ、次回はトリムメモリー位置迄下がってから停止します。
トリムが初期停止位置より240mm以上低い位置に有ればステアリングやプロップ操作が可能となります。
*Stow操作は写真の矢印と逆の同一軌道となります。

◆ULTERRAの安全機構
ULTERRAは、リモコンによるDeploy/Stowを行う過程で、3個のセンサーと、トリムベルトのカウント等により常にポジションを認識している為、TERROVAやPOWER DRIVEの様なバーティカルセンサーを装備しておりません。
各種操作方法に関しては、みんこたふりーく別館『アイパイロット取扱説明書』(ダウンロード版)をご覧下さい。
*状態別操作可能アクション
(トリム位置→) | Stow状態 | Deploy状態 | |
240mm迄 | 240mm越 | ||
Deploy操作 | 〇 | ||
Stow操作 | 〇 | 〇 | |
トリム操作(上/下) | 〇 | 〇 | |
リモートのSystem設定&Option設定 | 〇 | 〇 | 〇 |
iTrackの航跡記録 | 〇 | 〇 | 〇 |
スポットロック | 〇 | ||
オートパイロット | 〇 | ||
プロップマニュアル操作 | 〇 | ||
ステアリングマニュアル操作 | 〇 |
◆ULTERRAとバウレール
バウレールの高低に関わらず、ULTERRAはバウレールの有る箇所での使用は不可能です。ULTERRA取り付け位置にバウレールが無い事(動作範囲がクリアである事)が条件となります。必要に応じて、バウレールの移動、撤去、部分切断等が必要となります。
*バウレールを部分切断する際は、残留部分の強度、切断箇所の鋭利な部分の処理等、十分ご配慮下さい。
*バウレールを撤去した場合、落水等十分ご注意下さい。
◆ULTERRAランニングコストに関して
他のモデル同様ステアリングユニットの他に、ULTERRAには、『トリムモジュール』『チルトモーター』とその付帯パーツが有ります。ステアリング同様、消耗品扱いとなり、定期交換が必要となりますが、他のモデルのステアリングユニットの様に、内部のモーターや、付随パーツなどの内部構成パーツが、バラ供給されておりません。
以下の消耗パーツは、一部のOリング、プーリーベルト、トリムベルトなどを除き、アッセンブリー供給となる為、ランニングコストは高くなります。特にトリムモジュールは、海水に晒されたり、船の行き足などにより痛み易い為、使い方によっては頻繁に交換が必要となります。
トリムモジュールは、早ければ3ヶ月以内、通常半年〜2年程で交換が必要となる事が多いです。トリムモジュールは24V/36Vで部品は共通ですが、36Vモデルはロワユニットが重い為、より故障頻度は高くなります。
-ステアリングユニット
ULTERRA用ステアリングユニット24V(60インチ/72インチシャフト共通)
ULTERRA用ステアリングユニット36V(60インチ/72インチシャフト共通)
-トリムモジュール
ULTERRA用トリムモジュール72インチシャフト用(24V/36V共通)
ULTERRA用トリムモジュール60インチシャフト用(24V/36V共通)
ULTERRA用トリムモジュール54インチシャフト用(24V/36V共通)
ULTERRA用トリムモジュール60インチシャフト用(24V/36V共通)
ULTERRA用トリムモジュール54インチシャフト用(24V/36V共通)
-チルトモーター
ULTERRAトリムモジュール(24V/36V共通)
これらのパーツ類を少しでも長く御使用頂ける様、事前説明の上、販売しております。
◆ULTERRAを故障無く快適にお使い頂くには
【ULTERRAは壊れやすいのか?】
ULTERRAの『壊れた』という状況の多くは、電圧低下によるStow動作中の停止です。Deploy/Stow動作中に電圧不足により停止すると、多くの場合、ポジションメモリーを失い、それ以降、操作不能となります。故障とは異なりますが、電圧低下により一時的な過電流が流れる為、機器破損の恐れも有ります。
これらは、【販売する側の知識&事前説明】×【購入するユーザー側の理解力&知識】に大きく依存します。
【アイパイロットモーター共通の必須事項】(一部推奨事項含む)
・ディープサイクルバッテリー使用+2年毎定期交換+毎回しっかり充電必須。
・オルタネーターからの追加充電装置併用推奨。
・毎回の真水洗いと、持ち帰り保管必須。
・エンジンでの航行時Stow必須(微速、短距離移動時も必須)
・ボートの行き足が無くなってからのDeploy/Stow必須。
・配線に距離に対応した十分な配線径と全てのケーブル接続箇所の防水処理必須。
・電圧低下による誤作動発生時は、使用中止必須。(無理に継続使用しない)
*詳細は『末永くお使い頂く為に』並びに『みんこたふりーく別館』をご確認下さい。
【ULTERRA特有の必須事項&特に注意すべき点】(前掲項目に追加、重要事項は重複)
・オルタネーターからの追加充電装置併用必須。
→Deploy/Stow操作時は、手前5分〜動作終了迄、原則エンジン稼動必須。(理想は常時エンジン稼動)
・毎回の真水洗いと、持ち帰り保管必須。
・特に行き足が無くなってからのDeploy/Stow必須
【その他のULTERRAに関する注意事項】
当店はULTERRAに限らず、全て出荷前に動作確認を行っておりますので、ご購入受取後に、ご自宅等での動作確認は不要です。オルタネーター供給の無い陸上での動作確認は、故障や途中停止の原因にもなりますので、原則行わないで下さい。
バッテリー充電器からの直接給電による動作確認は、絶対にしないで下さい。また、ディープサイクルバッテリー専用充電器は、可変電圧充電により、高電圧を出力する為、ディープサイクルバッテリー経由でもアイパイロットモーター本体を破損させてしまいます。
*通電による破損箇所 : アイパイロット基板、コントロールボード
*Deploy/Stow操作による破損箇所 : トリムモジュール、ステアリングユニット
バッテリー充電器からの直接給電による動作確認は、絶対にしないで下さい。また、ディープサイクルバッテリー専用充電器は、可変電圧充電により、高電圧を出力する為、ディープサイクルバッテリー経由でもアイパイロットモーター本体を破損させてしまいます。
*通電による破損箇所 : アイパイロット基板、コントロールボード
*Deploy/Stow操作による破損箇所 : トリムモジュール、ステアリングユニット
【ULTERRAのSTOWは特に要注意点】
このページで最も重要な内容となります。ULTERRAを初めて使用するユーザーの多くが陥る事象です。
直流(DC)の基本である電圧(V)×電流(A)=仕事量(W)をご理解頂ける方は、下のグラフを参考にして下さい。
直流(DC)の基本である電圧(V)×電流(A)=仕事量(W)をご理解頂ける方は、下のグラフを参考にして下さい。
ULTERRA使用中の各動作毎の数値のイメージは以下の様な関係となります。
・追加充電装置が無い場合、ほぼ確実に以下状況に陥ります。
・STOW時は、速力10と同等の電流が流れます。
・STOW時は、Spot Lock等で一時的にバッテリーが消耗している為、特に注意が必要です。
〔ULTERRAの電圧低下/過電流のイメージグラフ〕
- MK-2DC等の追加充電システム有りで、エンジン停止でSpotLockを使用している事例です。
- 追加充電システムを導入していても、Stow時にエンジンを切ってしまっているとその効果は半減し、電圧低下による過電流状態を引き起こし易くなります。
- Stow前最低5分からエンジンを掛けておき、低電圧の予防が必要です。

【Deploy/Stow動作途上で停止した場合】
・多くの場合、各センサーやトリムのベルトカウントが失われErrorとなり操作不能となります。
・一部分解を伴うリセット操作が必要となります。
・海上にて、強制Stowを行って頂き、復旧しない場合、当店へ送付頂きます。
・往復の送料はお客様負担となります。
・当店でULTULTERRAご購入後初回のリセット工賃は無料ですが、2回目以降は有料となります。
・部品破損が無ければ、リセット作業は保証対応回数にはカウントされません。(免責も不要)
◆ULTERRA導入のお客様へ
前掲内容や、前掲内容中のリンク先内容を十分ご理解(条件クリア)頂いた上で、ULTERRA導入ご希望の方には、お気軽にお問合せ下さいませ。
構造が複雑な分、海上で使用する分には、他のモデルと比較すれば故障確率は高く、維持費も高額となりますが、正しい知識を持って頂き、ULTERRAの特性を熟知した上で御使用頂ければ、『すぐ壊れる』などという事は無く、快適にお使い頂けます。
修理やメンテナンス技術無く販売されていたり、販売前の十分な説明が無い為に、Deploy/Stow動作中に停止したり、基本動作中にトリムを故障させてしまう事象が多発しており、毎月多数のご相談を受けております。
事前説明、修理メンテに必要な知識、消耗パーツの在庫など販売者側にもスキルが要求される機種となりますので、購入先含め、慎重に御検討下さい。
尚、他店購入品や個人輸入品、中古艇付属品であっても修理、メンテナンス、エラーリセット作業等も承っておりますので、ご相談下さいませ。
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