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TERROVA BT2024年モデルの有効シャフト

TERROVAは、2024年モデルよりリフトアシストが廃止され、リフトアシストが使用していた取付部分の長さ分、シャフトが短くなりました。実際にバウデッキからロワユニットを降ろせる有効距離はほぼ変わりません(4inchより実際2cm位短いですが)。

決して「2024年モデルはシャフトが短いらしい!」「2024年モデルは長めのシャフトを選ばないと旧型より短いらしい!」なんていう勘違いはしない様にご注意下さい!!!

1.ハウジング+シャフトAssyの年式別シャフト長

シャフト長は、バウデッキから下部分の長さではなく、部品としてのヘッドユニット〜ロワユニット迄の長さとなります。
 
メーカー呼称シャフト長 実際のシャフト長
  ST(Non-BT)
2007〜2016
TERROVA BT
2017〜2023
TERROVA BT/WR
2024〜
TERROVA 54inchモデル 54inch 58inch 54inch
TERROVA 60inchモデル 60inch 64inch 60inch
TERROVA 72inchモデル 72inch 76inch 72inch
TERROVA 87inchモデル --- 87inch 87inch
*4inch=約10cm
*87inchモデルは2023年/2024年モデルともリフトアシストは装備されていない為、シャフト長差異はありません。
*STモデルは、TERROVAの旧型で、Non-BTモデルを指します。

2.TERROVA2024モデルのバウデッキ下の有効シャフト長

TERROVA2024のバウデッキ下の最大有効シャフト長(単位:mm)です。愛艇には、何インチシャフトが最適か選ぶ際に参考にして下さい。

下記イラストはあくまでも「バウデッキ下 最大有効シャフト長」です。実際には、デプスカラー(深さ調整機構)により、モーターの高さを工具不要で自由に調整可能です。つまり有効デッキ長部分を工具無しで、任意の深さに随時調整可能です。

例えば、60inchシャフトの有効シャフト長は1255mmとなっておりますが、凪の時に900mmに調整したり、そよ風程度の状況で1000mmに調整する事も可能です。

55ポンド(12V)、80ポンド(24V)、112ポンド(36V)でロワユニットの直径が異なる為、ロワユニット中心ではなく、シャフト接着挿し込み部分迄の長さを計測しております。

21-24フィート位のボートでは、ロワユニットのシャフト接着挿し込み部分が、水面下最低300mmを基準にして下さい。ラフウォーター(外海、島遠征等)や、より大型艇は、外洋などでの使用時、ピッチングによるバウの上下動距離が大きくなる事を勘案し、更に余裕を見て下さい。

*シャフトの両端は、挿し込み部分が隠れており、露出部分の長さは公称シャフト長とは異なります。
*2017-2023年モデルのリフトアシスト有の場合も、デッキ下有効シャフト長はほぼ同じです。
*当社でリフトアシストレス改造を2017-2023年モデルの有効シャフト長は+100mm(4inch)となります。
*2016年以前のSTシリーズのシャフト長は、2024年モデルと同一となります。

3.ヘッド&マウントの高さ(バウレールクリアランス)

バウデッキ上の高さは下記となります。クイックリリースマウントやステンレス架台、樹脂台座などを使用される場合は、各々の高さが追加されます。

下記イラストは、目一杯モーターを深く下した場合の高さ表記です。適正な深さにモーターを調整した場合は、下記344mmよりも高くなります。イラストの様に目一杯下ろした状態でバウレール下を潜らせる(くぐらせる)場合は、ご購入時に必要シャフト長を慎重に選ぶ必要があります。

海況によりモーター深さが適正となる様に、都度調整するデプスカラーを調整する為の余裕を持たせる場合、バウレール下のクリアランスは、600〜700cmは確保して下さい。バウレール都合で、長いシャフトを必要以上に深く水中に入れた場合、シャフトの水流抵抗で消費電力は大幅に増大し、バッテリー持続時間が短くなります。


4.余談ですが・・・(デプスカラーの調整に関して)

モーターをメンテナンスや修理でお預かりすると、デプスカラーが目一杯深くロワユニットを降ろす位置に設置してあり、ロワユニット位置が水面直下30cm前後どころか、無駄に深い位置(目一杯深い位置)で使用されている個体が多いです。

釣り竿を海中に垂直に挿し込んだ時の抵抗をご存じかと思います。あの細い釣り竿でさえ、物凄い大物が釣れたかの様に大きな水流抵抗を受けます。シャフトを無駄に深く入れれば入れる程、モーターがボートを引っ張る推進力を無駄に使ってしまいます(=バッテリー消費増大)。

その日その日の海況に合わせてプロペラが海面を割らない程度のギリギリの位置に調整して使用しましょう!!!

以上、バウデッキ下有効シャフト長のページでした。

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